はじめまして、西野晴美と申します。
「介護をする女性をサポートする」鍼灸師です。
こちらでの開業前は、病院と提携している鍼灸院で勤務しておりました。
健康の維持管理に、カラダのメンテナンスで通われる方も多い治療院です。
ご自宅で何年もご家族の介護をされている患者様がおられました。
肉体的には大変だけれど、ハニカミながら楽しそうに話してくださります。
そんな姿を見ていると「なんとか楽にして差し上げたい」と強く思いました。
どのような患者様もですが、何度か来院されると不意にポロリと本音がでて心の内を聞かせていただくことがあります。
そんな時、鍼灸師という立場からだけでなく、一個人としての行動が良い循環となり、患者様にプラスとなるようにという思いで続けております。
こんな私ですが、鍼灸師になる前に家族介護の経験があり「家族介護をしている方をサポートしたい」と考えるようになった経緯を聞いていただけますでしょうか。
治療家としての原点
私は子供のころからものづくりが好きで、ものづくりに携わる仕事を生きがいに日々を過ごしていました。
ところが、想定もしていなかった家族の介護が突然始まったのです。
家族介護に向き合うこと35040時間、試行錯誤の日々でした。
始まった頃は職場も理解をしてくださり、仕事と介護の両立も可能でした。
しかし、状況が悪くなると急に仕事を休まなければならない日もあり、職場に迷惑をかけるようになるので離職を選ぶよりほかありませんでした。
身内に心配をかけたくない、家族のことだから周囲に甘えてはいけないと、一人でなんとかしようという思いが強く抱え込んでしまいました。
その結果、精神的に余裕はなく、心はささくれだってしまいました。
自分のことは後回しで、身の回りに気を遣う余裕もなく、そのうちにさまざまなことが諦めに変わっていきました。
通っていた鍼灸接骨院の先生は、生活の中での不満や、先が見えない不安を治療をしながら聞いてくださいました。
優しくアドバイスをくれたり、喝をいれてくれたりと、その時の私に合わせてカラダも気持ちも軽くしてもらえたことが毎日を乗り切る力になってたと思います。
経験をプラスに変える
その後、家族介護の経験を活かすべく訪問介護ヘルパーとして働くようになりました。
私を育ててくれた先輩ヘルパーさん達は、より良い介護をするために常に向上心をもっておられ、心から介護の仕事が好きで生業とされている方達でした。
けれども、体力的な問題や長年のカラダへの負担からヘルパーを続けられなくなってしまう方もおられます。
私は自ら体験した家族介護の大変さと、介護の仕事を続けたくても続けられなくなってしまう現実を知り、介護をするすべての人をサポートしたいと強く思うようになりました。
そんな私が鍼灸師になる最後の一押しをしてくれたのは、他でもない私をサポートしてくれた鍼灸接骨院の先生です。
新たな一歩を踏み出す
勤務していた鍼灸院では院長が主に往診に出掛け、院内は任せてもらえるようになり、患者様からも信頼していただけるようになりました。
そうしているうちに、お一人お一人ともっとしっかり向き合いたいという気持ちと、患者様にとっての良い治療を今まで以上に学ばなければいけないと思うようになりました。
そのためにはすべてが自分の責任で前に進むしかない!そしてこの度、新しい一歩を踏み出すことにいたしました。
ヘルパーとしての訪問先では短時間のふれあいですが、利用者様やご家族との会話には人としての学びや癒やしがたくさんありました。
そして鍼灸師として患者様と共有する時間の中でも、人として多くのことを学ばせていただき、患者様の存在が私自身の癒やしや未来への力となっております。
介護をする人をサポートしたいと思い、今こうして鍼灸師としてサポートする側となりましが、私自身も患者様の温かい気持ちと笑顔にしっかりサポートされていることに大変感謝しております。
私自身、学びや気付き、癒やしをたくさんの方から与えていただきました。
私をサポートしてくださる方々のように、私もアナタのお役に立つことができるのであれば嬉しい限りです。ご予約お待ちしております。
【プロフィール】
・はり師・きゅう師
・介護福祉士
・せんねん灸セルフケアサポーター
・AEAJアロマテラピーアドバイザー
【好きなもの・こと】
お散歩・音楽を聴く・本を読む・景色や形あるものをみる
学ぶこと・食べること・甘いもの・バイク・大掃除
【大切なもの・こと】
時間・想い出・友・ブレない心の強さ
【血液型】A型
【動物占い】強靭な翼を持つペガサス