更年期障害
2019-01-26
女性の更年期は閉経を挟んだ前後10年間といわれています。
この10年間は卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減るので、脳は体内のエストロゲンが足りないと感知し、直ちに分泌するよう指示を出し続けるのです。それによって自律神経の調節がうまくいかなくなり、心やカラダに不調をきたすようになります。
更年期の症状で特徴的なものは「ホットフラッシュ」と呼ばれており、顔のほてり・のぼせ・大量の汗をかいてしまう症状のことです。
のぼせ・ほてり・冷え・動悸・めまい・不眠・イライラ・疲労感・憂うつ感などの症状が現れやすく、日常生活に支障をきたすようになる状態を更年期障害といいます。
男性にも更年期があり、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が徐々に減ることで女性と同じような症状があらわれます。男性は女性に比べて疲労感や倦怠感といった症状が多く現れます。
更年期症状の対策としては、男女ともに体は冷やさず、少し汗をかけるような有酸素運動を行うことです。運動をすることで交感神経を活発にすると、ほてりやのぼせの緩和になります。
男性は筋肉が強くなることで男性ホルモンの分泌量が増加します。女性は大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあるので、食事で女性ホルモンを補っていきましょう。
更年期は男女ともに、食事・睡眠・運動は若い時よりも意識して生活していくことがとても大切です。
更年期の症状にお困りでしたら、ご相談ください。
鍼灸でカラダ作りをお手伝いいたします。