カラダの不調No.1は「頭痛」

あるアンケートで体の不調で一番起こるのは?と聞いたところ「頭痛」が一番なのだそうです。

日常生活で起こりやすい頭が痛くなる状況といえば、アイスクリームやかき氷を食べたときのキーンとする痛み。
飲み過ぎて後悔や反省などを伴う二日酔いでの痛みや、良いとされている「運動」をすることでも痛みが起きたりします。
身近な頭痛ですが、命に関わるタイプなのかを区別することが必要です。

西洋医学的には、頭痛そのものが原因の一次性頭痛と脳や頸椎などの疾患が原因の二次性頭痛があります。
二次性頭痛は命に関わるタイプなので「いつもの痛みと違う!」という時は注意が必要です。
約90%が一次性頭痛で、重く締め付けられるような緊張型頭痛や、ズキズキする痛みの片頭痛、目の奥がえぐられるような群発性頭痛にわかれています。

頭痛の分類

・緊張型頭痛
同じ姿勢を続けていたり、精神的な緊張から体内の血流が悪くなり老廃物がたまります。
たまった老廃物が神経を刺激し、痛みを招いています。
マッサージやお風呂に浸かり、心や筋肉がほぐれてくると痛みが楽になるのが緊張型頭痛です。

・片頭痛
女性に多く、こめかみ周辺がズキズキ痛み、ひどい場合は吐き気を伴います。
脳の血管が拡張されると神経を刺激し、痛みを引き起こす物質が放出されるために痛みを招いています。
緊張型頭痛とは逆で、マッサージやお風呂、飲酒・チョコレートなどで痛みが悪化するのが片頭痛です。

・群発性頭痛
男性に多く、一定期間に集中して片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みです。
視床下部の機能障害や、目の奥にある血管の炎症と考えられているようです。
飲酒によって誘発します。

頭痛薬を常用していてあまり効果はないけれど、飲まないよりマシだから飲んでいます。
頭が痛くなりそうだから、先に薬を飲むようにしています。
このように常用するのは良くないことだと分かっていても、飲まずにはいられない。
そんな毎日を過ごすのは憂鬱ではありませんか。
薬の飲み過ぎによって新たな痛みを引き起こしてしまいますので、継続して服用するのはおすすめできません。

東洋医学で考える頭痛の分類

東洋医学的には大きく分けて2つの頭痛があります。
外感性頭痛という、不規則な生活+外からの影響(風・寒さ・湿気・熱さ)で起こる痛み。
もう一つは、内傷性頭痛というカラダや心の疲れ、偏った食生活やケガなどカラダの内側で起こっていることによる痛みです。

頭が痛くなるとうことはどういうことなのか、生活に身近な電車で考えてみます。

カラダには主要な路線が20本あり、体の中の臓器や筋肉などすべての物に繋がっています。
頭は、いくつもの路線が乗り入れる大きな駅です。
頭に乗り入れるいくつかの路線が、頭へと栄養を運んでいます。
その路線で、事故・台風・車両トラブルなどがあり、ダイヤが乱れ運行停止になると栄養が運ばれません。
頭に栄養が行き届かないことが原因で頭が痛くなるのです。

東洋医学で考えるアナタの頭痛は?

・気(元気の気、やる気の気と同じで目には見えない生命エネルギー)が足りない気虚の頭痛
虚弱体質で疲れやすく、胃腸の調子が良くないので食欲もあまりないタイプ。
食べたものをきちんと消化し、栄養に変え、上手に吸収ができず栄養不足となり痛みが起こると考えられます。

・血(血液)が足りない血虚の頭痛
血が足りない=貧血というわけではありません。
肌荒れや髪が傷み、抜け毛が多く、動悸や立ちくらみがあるタイプ。
血か足りないことや、血が全身を巡りながら栄養を届けられていない状態で痛みが起こると考えられます。

・血の運行がうまくいっていない血瘀の頭痛
肩や首のこりがひどく、背中も張っていているタイプ。
血が停滞してしまい循環不良により痛みが起こると考えられます。

・体内に不要な水(血液以外の水分)が溜まってネバネバすることで起こる痰濁の頭痛
雨や台風などの気候の変動を受けやすいタイプ。
水の巡りが悪く、溜まっている間にネバネバと重みを増していくことで痛みが起こると考えられます。

血や水というのは、気の押し動かす力によって全身を巡っていますので、気が足りなくなると血も足りなくなってきます。
気・血・水は常に関連しているので、滞りなくカラダの中を巡ることがとても大切なのです。

頭痛予防のためにできること

生活習慣の見直しを一度してみてはいかがでしょうか。
緊張型頭痛の人は冷えるとさらに悪化しますので、お風呂にゆったりつかることも予防になります。
仕事など集中していた分、合間にストレッチなどをしてみるのも予防のひとつです。
片頭痛の人は、規則正しい生活リズムで休みをしっかり取りながら、無理のないペースで仕事をやっていきましょう。

季節に合った規則正しい生活・栄養バランスの摂れた食事・良質な睡眠・適度な運動・ストレスを溜めこまないなどなど。
現代人の私たちには一番難しいことかもしれませんね。

私があなたにできることは、先人の知恵である古典鍼灸・東洋医学の力を借りて路線のトラブルを解消し、トラブルの起きにくい路線にするためのメンテナンスをし、あなたの本来持つ力を発揮できるように促すことです。

日々の積み重ねで今があるので、何を積み重ねていくのかは大切なことです。
一人で頑張れなくなったときはいつでもご相談ください。

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